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猫の腎不全(慢性腎臓病)
猫は腎臓の弱い動物です。
10歳以上で普段と違う様子に気づいて,動物病院の血液生化学的検査で腎臓の値(BUNおよびクレアチニン)に異常がみられた頃には,腎臓の組織の約70%はダメージを受けていると言われています。一度ダメージを受けた腎組織は元に は戻りません。
腎臓は血液中の老廃物を除去する濾紙の様な機能があり,ダメージを受けると血液中に尿素窒素(UN:アンモニアの化合物)等の毒素が溜まり,尿毒症となり命にかかわる慢性腎臓病と診断されます。
個体差がありますが,一説によると猫は7歳前後から腎臓が悪くなりだすとの報告があります。かかりつけの獣医師に相談して,早期に治療や食餌療法をすれば慢性腎臓病を食い止めることが可能です。
甲状腺機能亢進症
甲状腺は首の付け根付近の気管の左右に2つ有る臓器で人間を含む哺乳類が持っている内分泌組織で,甲状腺ホルモンを分泌して体内のエネルギー等の代謝をつかさどる重要な臓器です。
高齢の猫で,甲状腺の過形成および腫瘍などで甲状腺ホルモンが過剰に放出されて,甲状腺機能亢進症が起こることが多くあります。
症状は多食,体重減少,嘔吐,下痢,攻撃的および脱毛等多岐に渡りま す。
治療は抗甲状腺薬の投与が一般的ですが,外科切除する場合もあります。
一般的に治る病気なので,愛猫の様子が該当する場合は獣医師に相談してください。
猫風邪
子猫も大人の猫も鼻詰まり,鼻水およびくしゃみの症状のいわゆる猫風邪は,ネコヘルペスまたはネコカリシウイルスによる,細菌より小さなウイルス感染症です。
しかし,長引くと細菌感染により重篤になる可能性があり,その場合は抗菌剤が使用されます。
野良猫は様々なウイルスを保持しているので,外飼いや時々外に出すことで接触しウイルスに感染します。
ワクチン接種で幾つかのウイルス感染症は防げますが限られています。
猫を外に出すことはそれなりのリスクが有ることを理解しなくてはなりません。
下部尿路疾患(突発性膀胱炎,尿石症)
猫は集団生活が苦手で,新しく加わった猫に対してのストレス等が原因で突発性膀胱炎になるケースが多いです。
膀胱の炎症や出血が生じ,トイレで長く排尿姿勢を続けて,痛みのために鳴いたりしますがその割には尿量が少ないのがこの病気の特徴です。
原因となるストレスを除去したりトイレを清潔に保つこと等で治癒する場合が多いのですが,症状が長引く場合は獣医師に相談してください。
また,餌にミネラル成分が多いことが原因で尿に石が形成される尿石症も多い病気です。尿管や尿道に石が詰まると排尿出来なくなり,腎炎や腎盂腎炎などの命にかかわる病気にまで進展する場合もあります。
煮干しやかつお節はミネラル過剰になるので,与えない様にしましょう。
治療には薬は無く,結石を溶かす尿石用フードを与える食餌療法となります。
排尿に時間がかかる等の症状があれば,獣医師に相談し,動物病院用の尿石用フードがあるのでそれを与えてください。
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